ダル・スープ最高。
8.06 ghost writer
「スワミ。私は病気であと数ヶ月の命と宣告されました。いろいろがんばってみるのですが、まだまだ心のなかは不安でいっぱいです。どうすれば良いでしょう。」
通訳を介して、僧より即答がありました。
「まず、あきらめなさい。それから、生きる努力をしなさい。」
執着心があるので苦しみます。まず執着心を捨てて、それが出来てから今生でのツトメとして生きる努力をしなさい。
執着心を抱えたまま生きる努力を続けると、苦しみは無くなることはありません。
スワミ(swami,svami) .. 僧侶。
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【コンセプト】
肉体的・精神的苦痛の傍観者として振る舞う。
気合いで治したりしない。
【病状】
3日間、38.5℃平均の発熱。4日目に平熱。5日目よりスローペースでリハビリ。
【クスリの使用】
ゼロ使用を決意した約2時間後に高熱が出て、あっけなく破戒。
抗生物質3錠(3回分)、解熱剤4錠(2回分)を服用。とくに解熱剤の効果は劇的でした。合掌。
【病院の利用】
最寄の総合病院にて、マラリア他の検査。すべて陰性。デング熱を調べたかどうか分からない。
【反省点】
発病後の対応の評価は、テーマが深いので後日。
発病の直接的原因は、肌寒い部屋でのシャバアーサナ。補助的原因は蓄積した疲労。平均睡眠時間8.5時間だから大丈夫という甘さがあった。
【捕捉】
水分と、体液中の適正塩分濃度を維持するために、粉末イオン飲料が活躍。
【その他】
ダイエットの目標が達成された。5週間巻き。
8.05 ghost writer
'部分は全体を内包する'
とか、
'物体は個々のエネルギーを持っている'
とか。
数学者や物理学者も魅了する教えであってください。
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「師の教え_16」に、"無色透明のコアな自分"は、その全部の向こうにあって、ほとんど見えません。障害物をひとつひとつ取り除いて、ゆっくりゆっくり、たどり着きます」とあります。
ニンゲンの心は、透明な湖に例えられます。湖底が見えないのは、さざなみがあるので。
日々、楽しい出来事とツラい出来事をいったり来たりしている私たちが取る行動は三通りあります。
○いま起こっているツラい出来事が終われば、あとは楽しい出来事のみ、と信じる。
○息を止めて、顔を水につけて、水底の宝石を見る。
○さざなみが立たないようにする。
禅道場では坐禅を組んで、ヨガではパドマ・アーサナで、年月をかけてさざなみを滅します。
インドに来たら、さざなみが静まったヒトにヨガを教えてもらいましょう。
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日本ではあまり経験しませんが、国によってはお金(特に紙幣)を、
・すぐ破れそう
・汚れがいっぱいついている
・臭気がつよい
などの理由で、ポケットに入れたくないことがあります。
でも、フツウの財布は、それ自体紛失したくないし、かさばるので、これくらいが最高。
渡辺トモコが、出発前にクマキ先生からいただいたもの。
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ニンゲンは、"body+無色透明のコアな自分"という構造になっていて、フツウに生きていると、その構造に気付きません。
"無色透明のコアな自分" = "ジブン"
..という意識であればいいのですが、フツウは残念ながら、
"body" = "ジブン"
だと考えてしまいます。
この間違った考えはとてもやっかいもので、間違いゆえに、
「ああ、body(=ジブン)が苦しい」
「ああ、body(=ジブン)が不自由」
「ああ、body(=ジブン)が不幸」
という苦悩を、一生作り続けます。
ニンゲンは、苦悩をやわらげるためにbodyをなんとかしようとしますが..
それは大きな勘違い。どんなにがんばっても苦悩をやわらげることはありません。
..ここからが、ヨガの出番です。
やるべきことは、bodyがジブンではないことを知ること。
"body" には、肉体もココロも含まれます。エゴも理知的な思索も含まれます。恋愛を成就する喜びも、自分が死ぬときの悲しみも、含まれます。
"無色透明のコアな自分"は、その全部の向こうにあって、ほとんど見えません。障害物をひとつひとつ取り除いて、ゆっくりゆっくり、たどり着きます。
bodyを捨てること、すなわち、
I am holding the tree.
であることに気づくことが、ヨガの目的。
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〈ポイント〉
・南京錠はダイヤルのもの。手ぶらで外出できるヒトになります。
・クサリは、錠前のサイズがドアに合わない時のため。重いので、10cmくらいがベストですが、バッグパックを施錠するヒトは長めに。
〈ポイントのポイント〉
「手ぶらで外出」は、ゴーストライターが唯一プッシュしたい、感動の旅行テクニックです。失くしてもかまわない位の小銭と折りたたんだトイレットペーパーをポケットに入れて出かけましょう。
「手ぶら」の効能は..
◎雑踏に溶け込める
◎狙われようがなくなる
◎カメラの代わりに自分の目で見られる
とくに3番目の効果はドラスティック。
西洋のジョークに、
" 旅行先で..
アメリカ人はマクドナルドを見つけて入り..
ドイツ人は遺跡のサイズがガイドブックの記載と同じかどうか測り..
日本人はガイドブックにある写真を自分でも撮って帰る "
とあります。
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「お酒?やめたよ」
発言を受け、ゴーストライターもその数ヶ月後、インド渡航の少し前にお酒をやめました。
以前に、禁煙でツラい経験をしたことがあるので、入り口のハードルは低く設定(笑)。
・自分で買って飲まない
・祝祭・ポジティブなつきあいは飲む
というルール。「断酒」ではありません。
いまはリシケシュなので、どっちにしても手に入りませんが(山岳民族系ヤミ酒か、大都市で売っている高いリキュールしかない)、あっても飲まない。
お酒を飲まなくなったら、お酒を飲む時間なんかなかったことに気づきました。
「ハードル低め設定」は、とてもおすすめです。
肉体的依存と精神的依存をセパレートに把握出来るし、なによりもラク(!)。
たとえば禁煙なら..
・1日禁煙を設定する。無理なヒトは半日(本当)。
・終わったら吸い放題。
・終了後の吸い放題期間中に、禁煙トライアル中の自分の気持ちと体調をレビュー。
・レビュー後に同じ期間で再挑戦。一回目より全然ラクです。
・「半年後に喫煙料が1/10なら合格」くらいに、目標も低めで。
あくまで、薄皮のような執着心を剥けば、レベル・アップした自分が出てくる、というイメージで行います。ハードルが低い分、失敗してもツラい思い出にならないので、何度でもトライ可能。
最近、シーフードも終了しました。
これは中毒性ゼロなので渡辺トモコはもちろん即時クリア、ゴーストライターは一回のみ酒の席でいただいた後、クリア。
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ただし、
「なにも持たない」
「捨てられないもの、壊れて困るものは持たない」
「止むを得ず持つなら、一点とか二点に抑える」
が、やっぱり基本。
・インドには大抵のものは売っている
・インドでは、持ちものが行動を激しく制限する
・貴重品も濡れたら壊れるものも持っていなければ、気分爽快
なのです。
さて、5点目はジップ付きのビニール袋。上質なものでなくてかまわないので、1週間に1枚使い捨てられるくらいの数を。
インドでは、被植民地時代に伝わった「ミルク・ティーを一日に何回も飲む習慣」がばっちり残っていて、旅行者もいたるところで、熱いチャイとお茶菓子の歓待を受けます。
歓待はとてもうれしく、チャイもお菓子も甘くておいしくて、疲れたカラダに染み渡るカンジが、シアワセいっぱいなのですが、どちらも糖分の含有量が平均的な日本のカンジに較べて10倍くらいあるので、意外に早く飽和量に達してしまいます。
その圧倒的に繊細なココロヅカイで他を寄せ付けない日本人としては、自らの限界の1.5〜3.0倍くらいまでは、笑顔で摂取したいところですが、そんな状況に..
「持ち帰ります」
という魔法の選択肢を与えてくれるのがこの袋です。ジップ付きはインドではなかなか見つからないので、用意していくのがベター。日本の女性ヨギには、普段から用意しているヒトが多いですね(男性は断わっちゃう)。
ghost writer
そのアパートには4年くらい住んだのですが、その前は海外だったので、家財道具にTVがなかった(というより家財道具がなかった)。
TVは、買い揃えるときに作ったミニマム・リストにエントリーせず、
「どうしても必要だったら、あとから追加」
という扱いになりました。
お笑いはYOUTUBEで見ればいいし、地デジ化するころにはTV的番組もネットで見られるようになっているだろうし..。
TVがなくなると、TVを観ている時間なんかないことに気づいた。
「引き算」大成功です。
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「偏見」
です。
インドを貧乏旅行していた日本人の若者が、ある日、泊まっていた安宿の主人に、
「ウチの宿泊客のカップルが、ダチュラ入りのバング・ラッシーを飲んじゃったみたいで、いま病院なんだけど、泊まりになりそうだから、付き添いで一緒に泊まってあげて欲しい。インド人が信用出来なくなってて、自分ではダメだから」
..と相談を受けたそうです。
「自分ではダメだから」の部分を気分を害するふうでもなく言う主人の態度に崇高なものを感じたこともあって、彼は付き添いを引き受けた。
病院のベッドには、白人のカップルが昏睡中だった。彼はバッド・トリップの苦しさを知らないわけではなかったので、カップルに同情し、病院から借りた毛布を石の床に敷いて寝た。
翌朝、目を覚ました白人カップルに、彼は「大変だったね」というようなコトバをかけましたが、カップルの態度は思いのほか冷たく、見ず知らずの自分が一晩付き添ったことへの感謝の言葉もなかった。
実は、彼はこの時、そのカップルから、
「有色人種はみんな信用出来ない」
的なオーラを感じた気がして、不快な気持ちになりました。
いまでも彼は、その時の自分を深く恥じています。彼が不快感を感じたのは「自分をインド人と一緒にするな」という気持ちがあったからです。
〈解説〉
・バング・ラッシー... 大麻粉末入り飲むヨーグルト。
・ダチュラ... 朝鮮アサガオから抽出する向精神物質。
・ダチュラ入りのバング・ラッシー... バング・ラッシー自体は以前からバラナシの名物であったが、大麻以外の麻薬を混ぜた粗悪品が一時横行した。なかでもダチュラはしゃれにならない。
7.30 ghost writer